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野球肘の内側が痛い原因とは?骨端線障害・靱帯損傷の治し方と投球復帰まで|うるま市の整骨院が解説

4 日前
読了時間: 12分

「ボールを投げると肘の内側が痛い」「練習後に肘がズキズキする」「休むと痛みがなくなるので、そのまま投げ続けている」


このような症状はありませんか?


野球肘は、繰り返しの投球によって肘の骨や軟骨、靱帯、筋肉などに負担がかかり、痛みや動かしにくさが生じる障害の総称です。


特に成長期の小中学生では、肘の内側にある骨の成長部分が傷つく「骨端線障害」がみられます。一方、骨の成長が進んだ選手では、内側側副靱帯(UCL)の損傷なども重要な原因となります。


野球肘は、同じ肘の内側の痛みでも、年齢や損傷した組織によって治療方法や投球復帰までの流れが異なります。


痛みを我慢して投げ続けると、症状が悪化したり、競技復帰までに時間がかかったりする可能性があります。


この記事では、野球肘の内側が痛くなる原因、骨端線障害と靱帯損傷の違い、検査・治療方法、投球復帰の進め方、再発予防について詳しく解説します。


野球肘とは?肘の内側が痛くなる理由

野球肘は、痛みや障害が生じる場所によって、内側型・外側型・後方型などに分けられます。


その中でも内側型の野球肘は、投球時に肘の内側へ繰り返し引っ張る力が加わることで起こります。


投球動作で肘の内側にかかる負担

ボールを投げるとき、肩が大きく外側へ回り、腕を前方へ振り出す過程で、肘には「外反ストレス」と呼ばれる負荷がかかります。


外反ストレスとは、肘の内側が引き伸ばされ、外側が圧迫される方向の力です。


肘の内側には、上腕骨内側上顆と呼ばれる骨の出っ張りがあり、靱帯や前腕の筋肉が付着しています。


投球動作を繰り返すことで、これらの組織に負担が蓄積し、痛みが生じる場合があります。



成長期の野球選手に多い理由

成長期の骨には、骨端線や骨端核と呼ばれる、骨の成長に関係する部分があります。


肘の内側にある上腕骨内側上顆も、成長途中では成人の骨と構造が異なります。


この時期は、靱帯よりも骨の成長部分が牽引力に弱い場合があり、投球を繰り返すことで障害が生じることがあります。


そのため、小中学生の肘の内側の痛みでは、靱帯損傷だけでなく、骨の成長部分の障害を考えることが重要です。


野球肘の内側が痛いときに考えられる主な原因

肘の内側に痛みがある場合、骨端線障害や靱帯損傷、筋肉・腱の障害などが考えられます。


痛みの場所が似ていても原因が異なるため、症状だけで自己判断しないことが大切です。


① 内側上顆の骨端線障害(リトルリーグ肘)

内側上顆の骨端線障害は、成長期の野球選手に多い障害です。


投球時の繰り返しの牽引力が、上腕骨内側上顆の成長部分に加わることで生じます。


主な症状は、投球時の肘の内側の痛みや、内側上顆を押したときの痛みです。


初期には、投球を休むと痛みが軽減することがあります。しかし、痛みがなくなっただけで投球を再開すると、再び負担がかかる可能性があります。


② 内側上顆の裂離骨折

内側上顆の裂離骨折は、靱帯や筋肉による強い牽引力によって、骨の一部が引き離される損傷です。


投球中に突然強い痛みが生じたり、肘が腫れたり、曲げ伸ばしが難しくなったりすることがあります。


骨片のずれなどによって治療方針が異なり、手術が検討される場合もあります。


突然強い痛みが出た場合には、すぐに投球を中止して整形外科を受診しましょう。


③ 内側側副靱帯(UCL)の損傷

内側側副靱帯は、肘の内側を支え、投球時の外反ストレスに抵抗する重要な靱帯です。


繰り返しの投球負荷や、一度の強い負荷によって損傷することがあります。


特に骨の成長が進んだ高校生以降や成人の投手では、重要な原因の一つです。


投球時の痛みや不安定感などがみられますが、症状だけで損傷の程度を判断することはできません。


④ 前腕屈筋群・回内筋群の障害

肘の内側には、手首や指を曲げたり、前腕を内側へ回したりする筋肉が付着しています。


これらの筋肉や腱に負担が蓄積すると、肘の内側に痛みが生じる場合があります。


靱帯損傷と症状が似ていることもあるため、圧痛や筋力、関節の安定性などを確認する必要があります。


野球肘の内側部痛でみられる症状

野球肘の内側部痛では、次のような症状がみられます。

  • ボールを投げると肘の内側が痛い

  • 投球後も肘の内側に痛みが残る

  • 肘の内側を押すと痛みがある

  • 肘を完全に伸ばしにくい

  • 投球速度やコントロールが低下する

  • 投球時に肘が不安定に感じる


また、肘の内側には尺骨神経が通っているため、薬指や小指のしびれが現れる場合もあります。


痛みが続く、肘が伸びない、急に強い痛みが出た、しびれがある場合には、投球を中止して医療機関で評価を受けることが重要です。


野球肘では、早い段階で原因を確認し、適切に投球負荷を調整することが、悪化を防ぐために大切です。


野球肘の内側の痛みはどうやって検査する?

野球肘の治療方針を考えるうえで重要なのは、痛みの原因となっている組織を確認することです。


年齢や投球歴、痛みが出るタイミングなどを聞き取り、肘の動きや圧痛、関節の安定性を調べます。必要に応じて画像検査を組み合わせます。


エコー検査で確認できること

エコー(超音波画像検査)は、肘の内側にある骨の表面や靱帯、筋肉などを観察する際に役立ちます。


成長期の選手では、内側上顆の骨端核周辺の変化を確認する手がかりとなり、靱帯や筋肉の状態を評価する際にも活用できます。


放射線を使用せず、肘を動かしながら観察できることも特徴です。


ただし、エコーだけですべての骨折や靱帯損傷を確定診断できるわけではありません。



レントゲン・MRI検査が必要な場合

骨端線の変化や裂離骨折が疑われる場合には、整形外科でレントゲン検査を行うことがあります。


また、靱帯損傷の程度や、ほかの組織の損傷を詳しく調べる必要がある場合には、MRI検査が検討されます。


特に強い痛みや腫れ、肘の可動域制限、しびれなどがある場合には、早めの医療機関受診が大切です。


野球肘の内側が痛いときの治し方

野球肘の治療は、損傷した組織と重症度によって異なります。


骨端線障害と靱帯損傷では必要な対応が違うため、自己判断で投球を続けたり、痛みが消えた直後に全力投球へ戻したりすることは避けましょう。


① 投球を休止・調整して患部への負担を減らす

投球時に痛みがある場合は、まず痛みを誘発する投球を中止し、原因を評価することが基本です。


特に骨端線障害では、成長部分に繰り返し負荷をかけないことが重要です。


投球を休む期間は、年齢や損傷の程度、画像所見、症状の経過によって異なります。


「何週間休めば必ず治る」と一律に決められるものではありません。


② 肘だけでなく肩・体幹・股関節の機能を整える

投球は肘だけで行う動作ではありません。


下半身で生み出した力を体幹から肩、肘、手へ伝えるため、肩甲骨や胸郭、股関節の動き、体幹の安定性などが関係します。


例えば、肩の可動域が不足していたり、体幹の回旋がうまく使えなかったりすると、投球時の肘への負担に影響する可能性があります。


そのため、肘の痛みが落ち着いた後も、全身の動きや筋力を確認することが大切です。


③ 物理療法や鍼治療を補助的に活用する

症状に応じて、超音波療法、マイクロカレント電気治療、鍼治療などを補助的に取り入れる場合があります。


これらは痛みへの対応やコンディショニングの一環として用いられますが、骨端線障害や靱帯損傷そのものを治す効果が確立しているわけではありません。


施術だけに頼るのではなく、投球負荷の管理、必要な安静、運動機能の改善を組み合わせることが重要です。


野球肘から投球復帰するまでの流れ

野球肘からの復帰では、単に痛みがなくなったかどうかだけでなく、損傷組織の回復状態や身体機能を確認する必要があります。


特に成長期の骨端線障害や骨折、靱帯損傷では、医師による評価や復帰の許可が必要となる場合があります。


① 痛みと損傷の状態を確認する

まずは日常生活での痛み、肘の圧痛、曲げ伸ばしの状態などを確認します。


画像検査で経過を追う必要がある場合は、その結果も踏まえて判断します。


② 投球に必要な身体機能を回復させる

肘の可動域や筋力に加えて、肩甲骨、体幹、股関節などの機能を整えます。


痛みのない範囲で運動を進め、投球に必要な動きを段階的に取り戻します。


③ 短い距離・低い強度から投球を再開する

医療機関などで投球再開が認められたら、短い距離や低い強度から徐々に投球を始めます。


投球距離、球数、強度を一度に増やすのではなく、段階的に調整することが重要です。


投球中だけでなく、投球後や翌日の痛みも確認します。


④ 練習・試合への復帰を目指す

キャッチボールから徐々に負荷を高め、守備練習やブルペン投球、実戦形式へと進めます。


復帰までの期間は個人差が大きく、数週間で済むケースもあれば、数か月以上の管理が必要なケースもあります。


焦って試合へ戻るよりも、再び痛みなく投げ続けられる状態を目指すことが大切です。



野球肘を繰り返さないための予防方法

野球肘は、痛みが改善しても、以前と同じ投球負荷や身体の使い方に戻ることで再発する場合があります。


そのため、投球復帰後も練習量の管理や身体機能の維持に取り組むことが大切です。


投球数と休養日を管理する

投球による負担は、1日の球数だけでなく、連日の投球や試合・練習の積み重ねによっても変わります。


特に成長期の選手は、年齢に応じた投球数の目安や休養日を守り、痛みがあるときは無理に投げないようにしましょう。


投手と捕手を兼任している場合などは、試合での投球数以外にも注意が必要です。


肩・体幹・股関節の柔軟性と筋力を維持する

肘への負担を減らすためには、投球に関わる全身の機能を整えることが重要です。


肩や胸郭の可動域、体幹の安定性、股関節の動きなどを確認し、自分に必要なストレッチやトレーニングを継続しましょう。


ただし、柔軟性を高めれば必ず野球肘を防げるというわけではありません。練習量や疲労の管理と合わせて取り組む必要があります。


投球フォームと疲労のサインを確認する

投球フォームには個人差があり、すべての選手に共通する理想の形があるわけではありません。


一方、疲労によって動作が変化したり、無理な投げ方を続けたりすると、肘への負担が増える可能性があります。


球速の低下、コントロールの乱れ、投球後の違和感などが続く場合には、練習量を見直しましょう。


うるまの匠整骨院が行う野球肘へのアプローチ

野球肘の内側の痛みは、患部だけでなく、投球動作や全身の身体機能を含めて考えることが大切です。


うるま市石川にある「うるまの匠整骨院」では、症状や競技状況に応じた評価と施術、セルフケア指導を行っています。


エコーを活用した患部の評価と施術

当院では、エコーを活用して肘の内側の状態を確認するとともに、痛みが出る動作や関節の動き、筋肉の状態などを評価します。


症状に応じて、超音波療法、マイクロカレント電気治療、鍼治療などを補助的に取り入れます。


ただし、施術によって骨や靱帯の損傷が直接修復されると考えるのではなく、必要な負荷調整や運動指導と組み合わせて対応します。


症状に合わせた通院計画と投球復帰サポート

野球肘の回復に必要な期間や通院頻度は、損傷の種類、重症度、年齢、競技レベルなどによって異なります。


そのため、当院では状態を確認しながら通院計画を検討し、自宅でのセルフケアやトレーニングについてもアドバイスしています。


投球再開が可能な状態になった後は、投球距離や球数、強度を段階的に増やすことを意識し、無理のない競技復帰をサポートします。


医療機関との連携と再発予防

骨端線障害や裂離骨折、靱帯損傷などが疑われる場合には、必要に応じて整形外科などの医療機関への受診を案内します。


また、痛みが落ち着いた後も、肩・体幹・股関節の機能や投球動作を確認し、再発予防につながる取り組みを提案しています。


まとめ

野球肘の内側の痛みには、成長期に多い内側上顆の骨端線障害、裂離骨折、内側側副靱帯の損傷、筋肉・腱の障害など、さまざまな原因があります。


特に小中学生では、骨の成長部分に負担がかかっている可能性があるため、痛みを我慢して投球を続けないことが重要です。


治療では、原因となる組織を適切に評価し、投球負荷を調整しながら、必要な身体機能を回復させていきます。


また、投球復帰は痛みが消えた時点で急いで行うのではなく、状態を確認しながら段階的に進めることが大切です。


肘の内側に痛みがある場合は、早めに原因を確認し、無理のない対応を心がけましょう。


野球肘の内側の痛みでお悩みの方へ

うるま市石川にある「うるまの匠整骨院」では、野球肘の内側部痛に対して、エコーを活用した患部の状態評価や、投球動作・身体機能の確認を行っています。


症状に応じて、超音波療法・マイクロカレント電気治療・鍼治療などを補助的に取り入れながら、肘への負担を考慮した施術や運動指導を行います。


また、自宅でできるセルフケアや、肩・体幹・股関節の機能改善、段階的な投球復帰までサポートしています。


成長期の骨端線障害や靱帯損傷などが疑われる場合には、必要に応じて医療機関と連携し、適切な診断・治療につなげることを大切にしています。


うるま市・沖縄市・金武町・宜野座村・恩納村をはじめ、周辺地域で野球肘の内側の痛みにお悩みの方は、うるまの匠整骨院へお気軽にご相談ください。


参考文献

  • 日本臨床スポーツ医学会『青少年の野球障害に対する提言』

  • 日本整形外科学会「野球肘」に関する一般向け疾患解説

  • American Sports Medicine Institute(ASMI)による投球障害予防・投球負荷管理に関する資料

  • Major League Baseball「Pitch Smart」投球数・休養に関するガイドライン


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